↑ これが築15年経過したガルバリウム鋼板の外壁の腐食です。錆びてる感はないが、どアップで見るとハイエナ模様感があり、若干気持ち悪い。
ガルバリウム鋼板は錆びるけど、錆びない?!
ガルバリウム鋼板は、雨の当たらない(水で洗い流されない)箇所は、ホコリが付着したままになり、やがて腐食したり白サビが発生するみたいです。
知らなかった。建てた当初は無敵の外壁材だと思っていたが、まさかの雨がかかる場所は錆びない(腐食しない)という捻くれ者だった…。
ちなみに、これは素地です。これからガルバで建てる予定、検討している方には良い検証材料となるでしょう。
![ガルバリウム鋼板 雨がかかる場所とかからない場所の比較画像](https://blog.adia.jp/wp-content/uploads/2023/09/P1280753-1024x769.jpg)
分かりますでしょうか?バルコニー下のガルバリム鋼板です。
軒に近い上の箇所は雨が当たらないので腐食(黒く変色)が発生。一方、地面に近い雨に濡れる箇所は問題なしです。
![](https://blog.adia.jp/wp-content/uploads/2023/09/icons8-%E3%82%BE%E3%83%B3%E3%83%93.gif)
このまま放置すると、腐食部分がさらに広がり真っ黒になるのでしょうか?
ガルバリウム鋼板の「雨がかかるか否か比較画像」
![築15年のガルバリウム鋼板・素地アップ画像](https://blog.adia.jp/wp-content/uploads/2023/09/P1280760-1024x769.jpg)
![](https://blog.adia.jp/wp-content/uploads/2023/05/down-arrow.gif)
![築15年ガルバリウム鋼板素地の腐食(黒色化)](https://blog.adia.jp/wp-content/uploads/2023/09/P1280756-1024x769.jpg)
本当に単純な話しで、雨がかかるか、かからないか。ただそれだけ。
定期的に水をかけて洗い流せばとの意見、アドバイスもあるようだが、実際にそんなことやってられないし今更遅い…
![](https://blog.adia.jp/wp-content/uploads/2023/08/masaka.jpg)
しかし! 雨がかかる場所は全くといっていいほど劣化していない感じなので、これはこれで凄いと思う!?
家を建てる前の「ガルバリウム鋼板の腐食問題・解決方法」
- 素地じゃなくカラー塗装したガルバリウム鋼板にする。(塗装は塗装で劣化しますが)
- 素材感むき出しの素地が好みなので、できるだけ雨がかからない箇所をなくした家にする。
- 雨がかからない箇所だけ色付きのガルバ、もしくはモルタル・サイディング等の他素材を使う。
こんな感じだろうか? 素地にクリア塗装なんて方法もありそうだがコスト高になって本末転倒だし、素材感が損なわれる可能性もある。クリアはクリアで経年劣化で剥がれますし。
最善策は、たぶん玄関前以外の軒下等を作らないことですね。
というわけでして、腐食箇所は紙やすり等でサビを削って塗装するなり何らかの処置を考えたいと思います。幸いにも広範囲ではないですし自分でやれそうです(失敗する)
無傷の箇所は、今後10年、20年どのように変化し朽ちていくか楽しみたいと思います。
ガルバリウム鋼板・素地の魅力
メリット
- 素地の素材感がたまんない。近未来的でカッコいい!
- 素地のまんまなのに耐久性抜群!(腐食・白錆問題は除く)
- サビに強い(錆びない)のは本当です!築15年で普通のサビはゼロ!(海なし内陸部)
- 車と一緒でシルバー(グレー)色は汚れても目立たない!
ガルバリウム鋼板の屋根にすると、少々雨音が気になるが、それも慣れの問題でして、普通にぐっすり眠れます。それに雨音が好きな人間もこの世に存在します。
素地にするか迷ってる方は、
迷わずいっちゃってください!!!
以上です。
![](https://blog.adia.jp/wp-content/uploads/2023/08/cool.gif)
雨掛かりしにくい部分での早期腐食にご注意ください。
- 軒下近傍等の雨掛かりしにくい部分については、塩分や酸性分等の腐食原因物質が洗い流されず、むしろ濃縮されやすく、腐食の進行が早くなります。
- 特に塗装されていないガルバリウム鋼板では黒い変色に至る場合があり、雨掛かりしにくい部分での使用には適していません。(ガルバリウム鋼板では黒い変色が発生することがあります。この変色部は安定錆であり早期に赤錆にはなりませんが美観は大きく損なわれるため、これらの特性を充分にご理解いただいたうえでご使用をお願いします。 )
- そのため雨掛かりしにくい部分については塗装したガルバリウム鋼板の方が好ましいですが、塗装ガルバリ
ウム鋼板でもメンテナンス無しでは腐食に至る場合があります。水洗い等によって定期的に腐食原因物質を
洗い流すことをお勧めします。(水洗いの際には、屋内への漏水にご注意ください。)
出典:日鉄住金鋼板のパンフレット